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2018年度 第11回カトリック幼稚園後継者養成研修会が開催されました

7月26日~28日に名古屋・南山学園研修センターを会場に「2018年度第61回カトリック幼稚園後継者養成研修会」が開催されました。北海道から沖縄県まで全国から新たに園長になられた先生など、カトリック幼稚園の将来を担われる方々50名が参加されました。






 初日は幼児教育連盟委員長のフェリックス・マルティネス神父が「カトリック幼稚園の使命」と題して大きく変化する社会の中で、どのように「神の愛」を伝えていくのか、具体的なお話を伺いました。続いて大分教区の山下神父の講演「キリスト教の福音(よき知らせ)とは」では、福音とは何か、どのようにして伝えるのかのヒントを聖書のなかから引用され、そのことを更に身近な例を通して、心に響く言葉で伝えてくださいました。『良いと思っていることを、磨いていく責任、それを伝えていくことで私の人としての成熟につながる』など日々の支えになるキーワードに、多くの参加者の方が熱心に耳を傾けていました。その後、食事の時間までの間「沈黙」の時間を設け、祈りと今日の講義の振り返りを行いました。

2日目。朝7時半のミサには、ほぼ全員50名の皆さんが参加されました。午前の部の最初は、岡山大学大学院准教授の横松友義先生より、「日本における幼児教育これから」と題して、中央教育審議会の審議、答申から「幼児教育の基本的考え方」について、2030年の社会を見据えてわが国の教育を創るという基本にのっとり、解説がされました。後半はそのためのカリキュラムマネジメントについて、定義や、実践手順について研究に基づく構想をお話しくださいました。予測困難な時代を生きていく人を育てるという視点で、幼児期に育成すべき資質、能力の3つの柱を育てていくこと、「幼児期の終わりまでに育ててほしい姿」をより各自に実現するために、危機感をもって情報収集を行い、園をマネジメントしていってほしい」との激励が送られました。続いて、ゆびすい労務センターの山口征司氏から「幼稚園・認定こども園におけるリスクマネジメント」の講義が行われました。書き込み式の資料を用いて、リスクマネジメントとして園で具体的に何をしているか、何をしていないかをチェックし、どう進めるか等を事例紹介や、よくある質問、SNS時代に必要な労働者の誓約書フォーマットで説明されました。終了後も質問の列が続き明日から活用できる講演だったとの感想が寄せられました。

 

昼食を挟んで午後はシンポジウム。「カトリック園としてのミッション」と題して、コーディーネーターの松本巌神父の進行のもと、天使幼稚園園長の鬼木昌之先生、認定こども園マリア幼稚園教頭の羽生千穂先生から園での取り組み等を交えて、発題がされました。その後、発題に基づき10グループに分かれて、グループワークを行い、参加者の園での取り組みや課題等を分かち合いました。2日目最後の講演は大濠聖母幼稚園の長谷川京子先生による「教会カレンダーと行事」、長谷川先生は人形や、手作りの教材を使って実践をみせてくださいました。その中で、子供たちが腑に落ちるような伝え方、子供の感じる力をいかすことなどを、具体的な言葉で語ってくださいました。


 

2日目の夜の夕食兼、懇親会は星和幼稚園のSr.永本紀美子園長の司会進行のもと、5グループにわかれてレクリエーションを発表、短い打ち合わせ時間にもかかわらず、どのグループも工夫を凝らした楽しい内容を発表されました。そしてSr.永本園長によるミニレクチャと「糸」の合唱、「もったいないばあちゃん」のレクリエーションで会場の輪が一つになりました。




 

3日目も朝のミサからスタートしました。そして本研修最後のプログラムは、フランシスコ会の松本巌神父による「カトリック園の未来」。幼児期の深いところにある無意識に、保育者が子ども達に「大丈夫」という安心感、自己肯定感を与えることで、そのことがある時に意識化され、大人になって苦しい時にカトリック園が「心の故郷」なること等、具体的な事例を用いて語られました。『愛と慈しみの社会を創ることが、いつか誰かの実りになるように』の言葉は、まさにカトリック園の未来を担う参加者の皆さんの心の支えになるのではないでしょうか。グループ討議、まとめの会の後、参加者に終了証が授与され、記念撮影を経て、3日間の研修が終了しました。50名の参加者中47名が初参加となった今回の研修、終了後送っていただいているアンケートにびっしりとか書かれた文字が物語るように、同じカトリック園で働く仲間と出会い、共に学び、分かち合う充実した3日間となりました。

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